米AP通信などによると、イーロン・マスク氏が率いる政府効率化省に務めていたエンジニアなど技術系職員21人は、25日に一斉辞職したとワイルズ大統領首席補佐官への書簡で明らかにした。職員たちは政府効率化省は技術の専門家を解雇し、機密データを不適切に扱い、システムを破壊した。こうした行為は政府の効率性と生産性を最大化するという使命と矛盾しているなどと訴えている。政府効率化省は政府のデジタルサービスを担う組織を再編して設置されたが、辞職したのはもともと働いていた熟練の技術系職員。マスク氏らが進める人員削減などに抗議したとみられる。マスク氏はSNSで「またフェイクニュースだ。彼らは職場復帰を拒否した民主党の生き残り。辞職しなければ解雇されていただろう」と反発している。