日本銀行が企業約9000社を対象に行った12月の日銀短観で、景気についての指数が大企業製造業でプラス15と前回の調査を1ポイント上回った。3期連続の改善だという。日銀はこうしたデータなどを元に、今月18日と19日に行う金融政策決定会合で政策金利の引き上げについて協議する。日銀は追加利上げを検討してきたが、トランプ関税の影響を見極めるためこれまで見送っていた。今回の会合では企業業績や賃上げの動向を踏まえ、政策金利を0.5%から0.75%に引き上げる方向で調整を進めている。政策金利が0.75%になれば1995年以来30年ぶりの金利水準となる。
