原子炉の真下を走る断層が将来動く可能性があるかどうかが焦点となっている福井県の敦賀原子力発電所2号機について原子力規制庁が今月26日に審査会合を開くことが分かった。将来動く可能性はないとする事業者側の主張が認められない公算が高くなっていて、原発の再稼働が初めて認められなくなる可能性があり、注目される。原子炉の真下を断層が走っている敦賀原発2号機。原子力規制委員会が定める規制基準では活断層の上に重要な設備を設置することを認めておらず、この断層が将来動く可能性があると再稼働できなくなる。これまでの審査で事業者の日本原子力発電は地層の年代を推定する新たな手法などを用いて「将来動く可能性はない」とする主張を続けてきたが、審査を行う原子力規制庁は科学的根拠が乏しいなどと指摘している。審査が大詰めとなる中、次回の審査会合が今月26日に開かれることが分かった。審査会合では、日本原電側から新たな証拠などが示されないかぎり、主張を認めないとする結論が示される公算が高くなっている。その上で最終的に規制委員会が再稼働を認めないと判断すれば、2012年の委員会発足後初めてとなり、敦賀原発2号機は廃炉になる可能性もあることから審査の行方が注目される。
住所: 福井県敦賀市本町2-9-16
URL: http://www.japc.co.jp/plant/tsuruga/dai2top.html
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