今回、東京21区を取材したが、有権者に話を聞くと、やはり裏金問題に対する厳しい声はとても多かった。一方で裏金問題ばかりが注目されていて、肝心の政策が見えづらいという意見もあった。今後の経済の不安を訴える声もとても多く、どの政党、どの候補者を選べば自分の生活がよくなるのか冷静に判断する必要がある。これまでの選挙と大きく違うのは、警備の異様な厳しさ。立憲民主党・野田代表の敦賀駅前での演説を取材したが、来てる人たちの手荷物検査、金属探知機の検査、演壇には黒いものものしい盾が設けられる状態だった。ここ数年の政治家に対する暴力の結果だと思う。これまでのような選挙ができなくなっている。今日も自民党本部、総理官邸の前で事件が起きている。政治が暴力に侵されるということの危うさを考える必要がある。政治とカネで政治家は何度政治不信を招いたと言って頭を下げてきたのか。そのたびに政治家たちは法律を作ったり、変えたりしてきたが、自らを縛るルールである意味甘い。自分で作ったルールを自分で破っていることに政治家たちがあまりにも無自覚なのでは。
住所: 福井県敦賀市鉄輪町1-1-24