ハードな介護現場で働く人たちの本音は何か。東京・文京区にある介護職員の人たちが悩みや意見を交わし合うカフェバーは、介護事業所代表の飯塚裕久さんが去年開いた。飯塚裕久さんは、介護職が社会からはじかれる存在になる危機感を持っていると話す。現役の介護職員や元職員など6人に話を聞く。富田充貴さんは2025年問題はすごく恐ろしい、今でも足りないのにもっと足りなくなる、きついから辞める、また減ってというサイクルにギリギリ歯止めをかけるのがやっとだと語る。宇井吉美さんは介護職員の経験を生かしてAI技術で現場を支援しようと大学時代に起業。開発したのは排せつ検知センサー。さらに、宇井さんは要介護者が支えられる側一辺倒の立場を辞められるように、ちょっと支えがあれば活躍できる方がいっぱいいると話した。大崎桜雪さんは「本人たちが何かを選んで挑戦する、まだ出来たかもしれない何かを出来ずに終わるのが嫌で」「当たり前の外とのつながりが断たれないようにしたい」と話していた。