仏教の浄土思想に基づいた建築や遺跡が多く残る岩手県の平泉町・一関市・奥州市の寺院や施設を拠点に、地域で連携して観光を推進する計画が国の事業に認定され、今後、展示内容の充実などに取り組むことになった。計画では、博物館や寺院など6つの施設を拠点に位置づけ、浄土の世界観が分かりやすく伝わるように、展示物のリニューアルやインバウンドの受け入れのため展示物の多言語化、体験コンテンツの整備などに取り組むことにしている。このうち毛越寺では、宝物館をリニューアルし展示内容をさらに充実させるほか、平泉文化遺産センターでは最新の研究成果にあわせて解説を見直したり、3Dで展示したりする方針。