理系人材の育成を目指した大学の取り組みを支援する国の事業の選定結果が発表され、合わせて111の大学などが選ばれた。青山学院大学や関西大学など67の大学は学部新設や再編で理系分野への転換を図る取り組みとして選ばれ、文系とみられる大学が初めて理系の学部を設置する計画も20程度含まれる。事業のためにおよそ3000億円の基金が設けられており、選ばれた大学は規模や計画などに応じて最大で20億円程度の助成を受けられるという。国内のIT関連の先端分野の人材は今後大幅に不足するという試算結果もあり、文部科学省は理系人材の育成を目指し、最長で今後10年間申請を受け付け、将来的におよそ250の学部、学科などの新設や再編を目指す。