きのう都内で行われたイベントは、博士号を取得した人材を求める企業から、学生が直接話を聞くことで、研究者以外にも多様な進路があると理解してもらおうと文部科学省が開催したものだ。約30社が集まった。分析機器メーカーは、博士号を持つ人は、プロジェクトの主役に欠かせないなどとアピールした。IT企業は、月額50万円を支給するインターンを実施するなど、博士人材の採用に意欲があることを説明した。博士課程に進学する学生の割合は、約40年で、半分近くに落ち込んでいる。進学を敬遠する理由のひとつが就職への不安があるという。