国際学力調査は義務教育で学んだ知識などを実生活で活用する力を評価する調査で、世界から69万人の15歳が対象で、日本からは6000人の高校1年生が参加した。数学的な応用力では日本は前回6位から5位に浮上・科学的な応用力では日本は5位から2位に浮上・読解力では日本は15位から3位に浮上した。上位はアジア圏で、3項目ともシンガポールが1位である。専門家はシンガポールは国土が狭く資源にも乏しいため人材立国に国家予算を多く用いており、特に教員研修が充実している等と話している。日本が順位を上げた理由について文科省は新型コロナによる休校期間が他国に比べて短く、教育のデジタル化が進んだためだとしている。読解力を身につけるには国語だけでなく他の教科書も口に出して読む事が重要で、保護者が聞けば読み間違えや勘違いに気づけるという。