オーストラリアの研究によると、学びに意欲的な子どもはポジティブな感情を高め、学力、満足度が上がるという。工藤勇一氏は「高度経済成長期と違い、今は会社が10年存続できるかも分からない時代で、自ら考え、行動し、決定するっていうことを繰り返した子どもが生きていける」などと語った。荒井准教授は「日本の学校の仕組みは識字率の高さ、学力水準の点で世界に誇るべき。ただ、一律に平等に条件を整備していこうというものが、子どもの学び、学校の自由度を奪っているのではないか」と話す。
石川・加賀市では市内すべての小中学校で授業改革に取り組み、先生が子どもに学び方を任せている。加賀市教育委員会ではそうした先生を支援する取り組みを立案した。島谷千春教育長は「やったことがない授業スタイルなので、いくらでも失敗してくださいと伝えている」と語った。工藤勇一氏は受け身になった子どもの特徴として責任転嫁を挙げ、「育てなければいけないのはありのままの環境を受け入れ、そのなかで何ができるかを試行錯誤し、学び方を覚えていく子どもたち」と述べた。文部科学省の矢野和彦氏は加賀市教育委員会のような存在が全国津々浦々にあるわけではなく、小規模のところには手を差し伸べていきたいという。
石川・加賀市では市内すべての小中学校で授業改革に取り組み、先生が子どもに学び方を任せている。加賀市教育委員会ではそうした先生を支援する取り組みを立案した。島谷千春教育長は「やったことがない授業スタイルなので、いくらでも失敗してくださいと伝えている」と語った。工藤勇一氏は受け身になった子どもの特徴として責任転嫁を挙げ、「育てなければいけないのはありのままの環境を受け入れ、そのなかで何ができるかを試行錯誤し、学び方を覚えていく子どもたち」と述べた。文部科学省の矢野和彦氏は加賀市教育委員会のような存在が全国津々浦々にあるわけではなく、小規模のところには手を差し伸べていきたいという。