魚肉ソーセージがブームになっているのは、「健康志向が高まる中でタンパク質が手軽に取れる」「防災意識が高まる中で保存食にピッタリ」「物価が高騰する中でコスパがいい食材」だから。渥美先生は、タンパク質を摂るのに肉に偏りがちだが様々な植物性と動物性のタンパク源からとれている方がいいという。卵は吸収が良い食材。大豆は女性ホルモンに良い影響を与えてくれるものも含まれている。手軽に短時間で沢山の栄養を摂る点ではプロテインは良いが、デメリットは噛まないことなので、フルーツは別に食べたほうが良いという。タンパク質はどか食いが効かないため、何回かに分けて摂ったほうがいいので朝から食べたほうが良いという。タンパク質は肝臓で作られている。豚や牛のタンパク質は、一度アミノ酸になり細かいパーツに直して人間用のタンパク質に組み立てていることが肝臓で行われている。体の中の色んな栄養素を部品にしていくプロセスは夜間に起きるので、昼夜だけだとタンパク質の必要量に追いつかないのでこまめに摂ったほうがいいという。
タンパク質は魚肉ソーセージで手軽に摂ることができる。文部科学省の食品成分表によると、魚肉ソーセージはエネルギーはおにぎり並みに持っていながらも、タンパク質は豆腐やヨーグルトよりも2倍以上摂れる。納豆も優秀だが、手間を考えると魚肉ソーセージのほうがより優秀だという。商品によって異なるが、常温で1年保存できるものもある。加熱処理をしておて特殊なフィルムで包まれているので、脂質の酸化や栄養素の破壊を防いでくれる役割がある。加熱せずにさっと食べれる点が防災食としても優秀。現在物価高で、豚バラ肉100gが約290円している。魚肉ソーセージは1本60～80gだが約70～90円で食べられるので、節約志向からも魚肉ソーセージを選ぶ人が増えているという。魚肉ソーセージは脂質が肉より全然少なく、脂質の構成が良いのでメリットとして摂ってもらいたいという。デメリットは、味がついてるので調味料を多く使いすぎない。
これからの季節に、魚肉ソーセージのタンパク質で免疫の低下を予防。免疫を維持するためには抗体が不可欠。タンパク質が不足すると、抗体を含む全ての免疫細胞の産生が低下して感染症にかかりやすくなる。タンパク質不足セルフチェックで、7項目中3個以上当てはまったらタンパク質が不足しているかもしれないという。階段の上り下りは、筋力が低下しているときつくなる。イライラも、タンパク質が不足すると気分が不安定になるのでイライラしやすくなるという。冷え性も、筋肉量が影響。風を引きやすいのは免疫の低下。人間の体は全てタンパク質でできているので、新陳代謝が盛んな所は不足の影響が最初に出てくるので、髪の毛が切れやすかったり、爪が割れたりなどするという。タンパク質が足りてない人は、炭水化物を摂る割合が高いので血糖値が上がり下がりしやすくなりすぐにお腹が減るという。タンパク質の摂り方について。1日に摂ると良いと言われるタンパク質の量は、男性65g・女性50gが推奨量とされている。意識して摂らないと不足する量なので、不足分を間食で魚肉ソーセージで補うと良い。