先週金曜日に行われた自民党と公明党の党首会談。時折、笑顔を見せる高市総裁だったが、部屋を出るとその表情は一変していた。公明党から突きつけられたのは連立からの離脱だった。自民党と公明党の連立が始まったのは1999年「自自公連立」。その後、2009年には揃って野党に転落。2012年、自民党が政権を取り戻すと再び公明党と連立を組み政策面や選挙での協力関係が続いてきた。四半世紀に渡った蜜月関係の終演の引き金となったのは「政治とカネ」の問題。公明党は連立を維持する条件として企業・団体献金の規制強化を求めてきたが、公明党・斉藤鉄夫代表は自民党からの回答について「誠に不十分」と指摘。想定外の離脱通告に高市氏は「総裁が私でなかったらこのような連立離脱はないのか」と尋ねたというが、公明党・斉藤代表は総裁に誰が選ばれても同じと話したという。