2025年11月11日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 安藤萌々 所村武蔵 細川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
仲代達矢さん(92) 死去

日本を代表する俳優の一人、仲代達矢さんがなくなった。92歳だった。黒澤明監督の作品などで世界的な評価を受けた。主催する無名塾では後進の育成にも力を入れた。生涯現役を貫き、今年6月の舞台が最後となった。役者人生70周年を迎えた時、引退するまで努力しなきゃ、修行を続けなきゃ「生涯修行」そう思ってやっていると語った。

1932年、東京に生まれた仲代達矢さん。13歳の時に終戦を迎えると19歳で俳優座の門をたたいた。当時は日本映画の黄金時代、その時出会ったのが世界のクロサワこと黒澤明監督。「用心棒」や「椿三十郎」など次々と重要な役どころで起用された。1980年に公開された「影武者」では武田信玄とその影武者という二役で主演。この作品はフランスのカンヌ映画祭で最高賞パルム・ドール受賞し世界でも評価された。その後も日本を代表する監督の作品で数々の名場面を残した。仲代さんが残した今から50年前に生まれた無名塾。原点は自宅にあった小さな稽古場。妻で演出家の宮崎恭子さんと仲代さんを慕う役者の卵が集まるようになり、自然と始まっていた。どんな役者でも無名になったつもりで修業にという思い。役所広司さん、滝藤賢一さん、若村麻由美さんなど日本を代表する役者たちがこの場所から巣立っていった。舞台に立てば、仲代さんも若手も同じ役者。そんな姿勢がそこにはあった。仲代さんが残した場所はもう一つ、石川県七尾市にある能登演劇堂。1983年家族旅行で能登を訪れた仲代さん。その2年後の1985年から無名塾の合宿が中島町でスタート。最初の2年ほどは住民の家で寝泊まりする生活をしていた。仲代さんを実家に泊めた村田正明さんは「端的に言うとすごく遠慮する方」とコメント。交流が始まって10年、能登演劇堂が完成。舞台奥の扉が開閉し、里山の景色を取り込む演出が可能な日本で唯一のホール。無名塾はこの場所を拠点にロングランを続けている。去年の元日、能登半島地震が起きた時、無名塾のメンバーは2トントラックで東京から駆けつけた。最後の出演となったのは6月に能登で行われた舞台だった。来年3月にも能登での公演を予定していて、本人はやる気に溢れていたという。「能登は第二のふるさと」と語っていた。「肝っ玉おっ母と子供たち」で主演を務め切り、次回公演に向けた稽古を初めていた。役者にこだわり、生涯現役を貫いた唯一無二の俳優だった。8日肺炎のため死去。

クマ駆除急増で “新たな問題”

きょうも市街地で太ったクマが目撃された秋田市。市内ではクマが犬小屋を襲った。クマは庭にいた柴犬をくわえて、そのまま山へと連れ去ったとみられる。取材には猟友会も同行。明後日から始まる警察官によるクマ駆除を前に、県内には各地から派遣された機動隊、銃器対策部隊らの視察が行われていた。今年4月から30件以上の人身被害が報告されている岩手県では先月23日、クマが出没した河川敷で課題を説明。盛岡市は緊急銃猟の準備が出来ておらず追い払いに徹した。山形県米沢市では散歩をしていた男性が体長80cmのクマに襲われ右の頬や肩を引っかかれるけがをした。被害は関東でも、群馬のクマが狙ったのはリンゴ。今年5人の被害が出ている群馬県みなかみ町。クマが上ったリンゴ園の木は重さに耐えきれず無惨な姿に。今年度本州に生息するクマの内、5366頭が北海道では617頭が駆除されている。札幌の中心部にある円山動物園。休園中の園内にクマが忍び込んだ。クマの出没により円山公園全域で24日まで閉鎖せざるを得ない状況。仮に緊急銃猟で対応したとしてもヒグマを処理する現場では新たな問題。北海道の上ノ国町役場、職員が冷凍庫から運び出していたのはハンターによって解体されたヒグマ。今年は冷凍庫に入り切らないこともあるそう。この焼却炉はペットなどの小動物を火葬するための物。駆除されたヒグマの焼却を行っている。駆除された後のヒグマをどうするかはそれぞれの自治体判断。処理能力を超える数は初めてで、埋立地にそのまま埋めざるを得ないケースも出ている。去年の灯油代は約40万円だったが今年は既に80万円以上。これまで上ノ国町で駆除されたヒグマは昨年度の16倍になる96頭、過去最大となっている。

“迅速な処理”必要 衛生的リスクも/“ジビエ” 処理・加工 厳しく管理

東北地方のジビエ処理加工施設は「駆除するクマはエサを求めて人里に下りてくる脂がのっておらず肉質が良くない」という。他のジビエ処理加工施設は「仕留めてからすぐに対処する必要があるので、他の市町村からの持ち込みは難しい」。厚労省も仕留めてから1時間以内に処理施設に持ち込むことが望ましい。農水省も食肉にするためには菌の増殖などが進む前に速やかに処理施設に持ち込む必要があるなどという。駆除したクマを食肉にするのは簡単なことではない。ジビエ料理専門店「あまからくまから」は店で扱うクマ肉は北海道や長野などの処理加工施設から仕入れているという。ハンターがどのエリアで獲ったクマなのか把握している。ジビエ処理加工施設は全国で826ある。保健所で食肉処理業の許可をとる。金属探知機などが必要になることもある。課題は多い。

自維に温度差?

予算委員会真っ只中の午後3時半、公明党の斉藤代表と連合の吉野会長が面会していた。連合は立憲民主党と国民民主党の最大の支援組織だが両者はなんだかいい雰囲気。一方自民党の新たな連立相手である日本維新の会。議員定数の削減を巡り、早くも連立にほころびが生じていた。

「5兆円あれば消費減税」

連立離脱後、衆院予算委で初めて質疑に立った公明党は、政府系ファンドを立ち上げれば年間5兆円の財源が生まれると提案。公明党の岡本三成政調会長は、この5兆円の恒久財源を何に使いたいかと質問。高市早苗総理大臣は、食料品の消費税の軽減税率をずっとゼロにするとかなどと答えた。公明党の中野洋昌前国交大臣は、自民と維新の連立合意書にある衆議院議員の定数削減について取り上げた。自民党の鈴木幹事長はきのう、今の臨時国会で決め切るのは難しいなどと述べ、維新の中司宏幹事長は、最初から腰砕けではいけないなどと苦言を呈した。中野前大臣は、与野党全党参加の衆議院選挙制度に関する協議会の議論を尊重することでいいのか確認。各党との議論を重視すれば今国会での定数削減実現は見通せない。維新の吉村洋文代表は、約束したじゃないかなどと述べ、自民党が慎重姿勢に転じたことに不快感をあらわにした。あす自民と維新は定数削減をめぐる初会合。

政府機関閉鎖 週内解除へ

10月から始まったアメリカの政府機関閉鎖が週内にも解除される見通し。ベッセント財務長官は9日、経済への悪影響は悪化する一方などと述べていた。40日超の政府機関閉鎖は史上最長。全米140万人の政府職員が無給状態となり支援対象者になった。トランプ大統領は1日も休まなかった航空管制官にボーナス1万ドルの進言をするつもりだなどと投稿。11月10日、民主党側から8人の造反が出たことで、米議会上院では来年1月末までのつなぎ予算案が可決。オバマケア延長については結論に至らなかった。民主党のシューマー院内総務は、大統領は国民を人質にしたなどと批判。ABCニュースなどの世論調査でトランプ政権の不支持率が59パーセントになった。先月末、トランプ大統領がフロリダ州マーアラゴで開いたハロウィンパーティーは、1920年代を描いた映画の使用曲、小さなパーティーなら誰にも害はないがテーマ。その裏で農務省は、4200万人が頼っていた低所得世帯への食料支援金を打ち切った。支援制度を利用していたルイスは、受給額は家計の大部分だったなどと話した。

首都で“爆破テロ”か

インドとパキスタンで爆発が起きた。いずれも首都で発生していてテロの可能性が指摘されている。10日、ニューデリーの世界遺産ラールキラー近くで車が爆発し通行人などが巻き込まれた。地元メディアなどによると少なくとも8人が死亡、20人が負傷。シャー内相は、テロの可能性を排除せず捜査を行うとしている。11日にはイスラマバードで爆発があり、12人が死亡、少なくとも20人が負傷。現地メディアなどによると裁判所の外の車が爆発。自爆テロとみられる。

めぐみさん拉致から“48年”

横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから15日で48年になる。母親の横田早紀江さんは、精も根も尽き果てた感じなどと述べた。高市総理について、問題を放っておけないとはっきり言ってくださったとした上で、北朝鮮との首脳会談実現を強く訴えた。

“ストーカー警告” 申し出不要に

閣議決定されたストーカー規制法改正案では、これまで必要だった被害者からの申し出がなくても、警察の職権で加害者に警告ができるとしている。また、相手の承諾を得ずに位置情報を得るような紛失防止タグの利用も規制される。警察庁は改正案を臨時国会に提出したい考え。

夏・秋・冬 列島で季節が混在

北海道小樽市は街が見えなくなるほどの雪に見舞われた。昼過ぎには釧路で初雪の発表があった。青森でも初雪が発表され、酸ヶ湯では最深積雪46cmと今シーズン全国一番の積雪となっている。一方、北上を続けている台風26号の影響で沖縄県、特に先島諸島で朝から荒れた天気となった。小浜島では竜巻が発生したとみられる。集落の周辺では倒木が発生。ライン上に突風被害が続いていた。夜になって沖縄本島では台風接近前から危険大雨となっている。

(気象情報)
気象情報

六本木ヒルズ毛利庭園の中継映像を背景に全国の気象情報を伝えた。沖縄県に土砂災害警戒情報。

(スポーツニュース)
ホーネッツ × レイカーズ

NBA、ホーネッツ111-121レイカーズ。レイカーズの八村塁はスーパースターのドンチッチと息のあったプレーを見せた。しっかり相手をブロックしパスをもらってシュート。正確なパスを受けダンクを叩き込んだ。後半、八村は3連続でスリーポイントを決めた。高い得点力を見せ、21得点の活躍でチームを勝利に導いた。

大の里 これぞ横綱相撲!

横綱の大の里は今年幕内で62勝と最も勝っている。若隆景との一番はわずか3秒。大の里は3連勝。

安青錦 土俵際で飛び出した大技!

2025年勝利数(幕内)2位の関脇の安青錦は初日に横綱の豊昇龍を破った伯桜鵬を取り組み。勝ったのは安青錦。土俵に追い込まれるなか逆転の投げで勝利。首投げで3連勝。全勝は大の里、安青錦、藤ノ川、朝紅龍の4力士のみ。

“シダガシ”ペア 国内初の試合

志田千陽選手と五十嵐有紗選手はペア結成2か月。熊本で行われる国際大会に初めて出場。この大会に向けて取り組んだのはレシーブから主導権を握ること。五十嵐選手は2人でいい形を見つけ出せるようにしていけたらいいなと思うとコメント。志田・五十嵐2-0陳・孫とストレート勝ちで2回戦進出。志田選手は自分たちのリズムに変えられて対応できたところはあったので初戦にしては悪くなかったとコメント。

“フクマツ”ペア 結成1年 連携に磨き

福島由紀選手と松本麻佑選手はペア結成1年。福島・松本2-0陳・謝とストレート勝ちで2回戦進出。

FA市場 話題の日本人選手たち

MLBネットワークでは日本人選手が話題。ジョン・モロシ記者はメジャーに挑む日本人選手が豊作だ。3人のスーパースターがFA市場に参戦する。村上は年齢が若い。岡本はカスティーヤを思わせる右の好打者。今井は先発ローテーション、2番手レベルの実力はあるだろうと述べる。現地の報道ではヤンキースが積極的な動きを見せそう。山本由伸の争奪戦で敗れたことが今井達也獲得の高いモチベーションになっていると伝えている。明日からはGM会議。今井の代理人はスコット・ボラス氏。松坂大輔、菊池雄星、吉田正尚、A.ロドリゲス、去年はソトの契約をまとめた人物で凄腕代理人として知られている。

新人王は怪物級パワー

新人王が発表された。ア・リーグはアスレチックスのカーツ選手。ホームラン36本に86打点。7月のアストロズ戦でメジャー新人史上初の1試合4HR。この試合ヒットも2本打っていて6打数6安打。さらに9月のレッズ戦でバックスクリーンを超える場外ホームラン。今季メジャー最長の150.3m。大谷の今季最長HRは143m。

1 - 2

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.