北海道知床半島の付け根を流れる斜里川。長さは50キロほど。林や農地の間を縫うように流れる。冬、最低気温はマイナス20度近くにまで下がる。しかし斜里川は真冬でも地下水がいたるところから湧き出しているため凍らない。こうした環境を求めて海からやってくる魚がいる。サケが繁殖のために集まってきた。そこへやってきたのはオジロワシ。浅瀬で弱ったサケを見つけると片足で岸に引き揚げた。オオワシも登場。強烈な体当たりで獲物を奪い取る。厳しい冬生き残りをかけた熾烈な闘いが続く。サケの近くにたくさんのヤマメやアメマスが泳いでおり、サケの卵が流れてくるのを待ち構えている。さらに川の上にはヤマセミがいる。厳しい冬サケの周りにいる小魚もまた鳥たちのごちそう。