静岡県西部を走る天竜浜名湖鉄道。全長67.7キロメートルの路線。今話題になっているのが毎日行っている見学ツアー。電車台という装置に案内。人気アニメにこの転車台が登場したために、全国から年間8000人が訪れるように。天浜線がこうした取り組みをしている理由には、沿線には3つの高校があり、毎朝800人が利用している。この路線がなくなってしまうと生徒たちには大きな影響が。人口減少で旅客収入が1割減少。その一方で設備や車両は老朽化が進み検査や修繕にかかる費用は年々増え続けているという。支出額は11億2000万円。旅客収入は3億7000万円。社長の松井さんは運輸雑収を含めて頑張って儲けていこうとしたという。今力を入れているのはラッピング広告事業。年間で150万円で沿線の企業にセールスをかけて7社に契約してもらった。またアニメとのコラボグッズなどでの運輸雑収は5年で2倍に。それでも去年の運輸雑収は8800万円と、6億5000万円の赤字となっている。この赤自分は沿線の自治体と県からの補助金で賄っているのが現状。
