池上さんは「今年は注目の選挙が目白押し、世界中で70以上の国と地域で選挙が行われる」などと話した。1月台湾総統選挙、3月ロシア大統領選、11月アメリカ大統領選など。台湾総統選挙について「東アジアの未来も左右するかもしれない」とし、注目ポイントは「対中強硬派か親中派か」という対立になるとのこと。現在争っているのは3人の候補で、対中強硬派の民進党・頼清徳副総統。蔡英文総統の後継でアメリカとの関係を重視している。国民党・侯友宜新北市長は親中派。民衆党・柯文哲党主席は中国に柔軟な姿勢で若者から支持を集めている。現在は頼候補がわずかにリードしている。中国共産党は頼氏が勝利すれば戦争の危険が高まると宣伝するなど世論工作を強めている。池上さんは支持率の動きが注目とし、「ぎりぎりまで余談を許さない」「私たちにとっても身近な選挙」などと話した。