南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」の発表を受け、和歌山県は「1週間程度、地震に少し重きを置いた行動を」と呼びかけた。和歌山県・岸本周平知事は「注意ということですので、少なくとも1週間程度は平時の心の持ちようから、地震への避難ということに重きを置いた行動をとっていただきたい。」と述べ、県民に備えを呼びかけた。県庁では当面、すべての職員が交代で、24時間態勢で警戒にあたるという。まもなくお盆休みだが、観光については注意を前提に個々の判断に委ねたいとしている。新宮市は、防災無線で「備蓄品や非常持ち出し品の点検、避難経路の確認などを行い、地震に備えると共に今後の情報に注意してください。」と市民に注意を促した。JR西日本は、当面、きのくに線の御坊~新宮の間で速度を落として運転するほか、特急「くろしお」は、和歌山より南の区間で運転を取りやめるという。
住所: 和歌山県新宮市徐福2