20年ぶりとなる新紙幣の発行が3日後に迫るなか、困惑の声も。新たに採用された偽造防止のための新技術や肖像の一新されたデザインも話題を呼んでいる。しかし対応に追われる業界からは複雑な声が。設備投資への負担を強いられる現場も多い中、キャッシュレス決済を加速させる動きも。新紙幣をきっかけに“完全キャッシュレス決済”に踏み切る店も出始めた。人気ラーメンチェーン「銀座篝」が都内の一部店舗に導入した券売機はQRコードやバーコード、クレジットカードの読み取り機などはあるが紙幣と硬貨の投入口は無い。最新機種には複数の外国語表示もあるという。完全キャッシュレス最大のメリットは、レジ締めや集金・輸送の作業がなくなり売上の管理が楽になること。初期費用をかけてもトータルではデメリットよりもメリットの方が大きいと感じているそう。その一方で、そこまで踏み切れないと言う声もあり、あるコインパーキングは現金払いが多く、年代が幅広い。地方だと100%キャッシュレスは難しい。キャッシュレスと新紙幣にダブル対応で費用もダブルになるという。