今日の火山防災の日を前に内閣府は富士山噴火による被害を想定したCG映像を初めて公開した。富士山で大規模な噴火が発生した場合、大きな噴石が吹き飛ばされる他、溶岩流や火砕流が発生すると想定される。風向きによっては、富士山から100キロ離れた新宿でも火山灰が降り、雨水を吸い重くなった灰で木造家屋が倒壊する恐れもある。他に道路が通行不能になる他、断水、停電、鉄道の運行停止などの恐れもあり、噴火から15日目には降灰の影響は首都圏全域に及ぶという。内閣府は今年3月、首都圏における広域降灰対策ガイドラインを公表。自治体や事業者と対策を検討する方針。噴火での物流停滞に備え、普段から食料品などを備蓄してほしいと呼びかけている。