バレンタインデーが間近に迫り、きょう東京・渋谷のチョコレート売り場には多くの人が。時代と共に変わってきたバレンタイン。昔はどんな様子だったのか。一番古かったのは1960年代の札幌市のデパートの様子。既にこの頃から愛情の日として定着。プレゼントは雑貨やマフラーなどの衣料品・ケーキなどが主流。ところが70年代になるとバレンタインの主役はチョコレートに。形もハートになるなどオシャレになった。そして80年代に入るとバレンタインの熱が急上昇。女性が男性に愛を伝える日として本命チョコが登場。バレンタインの前にはチョコレート作りを学ぶ女性たちの姿も。街では「中学生のときに好きだった先輩にはあげたことはある」「プールの裏に呼び出されて告白されたんですけど別に好きな子がいたのでお断りした」との声が聞かれた。同時期の80年代に定着してきたのが義理チョコ。チョコレートの形もパスポート・ゴルフクラブ・麻雀パイなどユニークな形をしたものも。値段が安いものを大量に購入し、同級生や同僚の男性に配っていたという人も。街では「バレンタイン貧乏になっていた。職場の男性に配らなきゃいけなさすぎて。営業の人はバレンタインデーの頃だけに来る人とか」との声が聞かれた。90年代に入ると貰ってばかりだった男性に反動が。ホワイトデーが定着する。バレンタインに貰ったプレゼントの3倍返しが定番だったという。その後、2000年代に入ると本命チョコ・義理チョコが少なくなり、近年では「学校が禁止している」との声も。年代によってバレンタインも様変わりしている。