入社してから短い期間で退職する”スピード退職”する若者が増えている。連休が明けて退職代行サービスにも依頼が殺到していた。退職代行とは仕事を辞めたい本人に代わり弁護士監修の下、企業に退職する意向を伝えてくれるサービス。取材中も依頼や企業との交渉がひっきりなしに行われた。ことし4月からこれまでに1881件の退職を代行し、そのうち275件が新入社員。GW明けの7日は174件と、おととしの会社設立以来、過去最多の依頼数だったという。GW前に挙げられた退職理由は仕事内容への不満だったのが、GW後にはハラスメントといった対人関係に変化するという。新入社員の意識調査によると、今の会社に定年まで働きたいと答えた人は約21%と、10年前と比べ14ポイントダウン。また、チャンスがあれば転職したいは約26%で18年ぶりに定年までを上回った。情報が増え選択肢が増えたことで、働き方の価値観も変化している。