ゲームセンターのカラオケにあった貼り紙には「12月の新譜」としてその月に発売された曲のタイトルがあった。この新譜という言葉は元々は琴を使った音楽の箏曲などの世界で新しい楽譜という意味で使われていたが、それが一般的になったのは日本にレコードが普及し始めた1910年頃からであった。【譜】という漢字は記録という意味があり、当時レコードは音を記録するものという意味で音譜と呼ばれており「♪ 音符」とは別物であった。そのため大手レコード会社が新しいレコードを新音譜という名で販売し、その後それが新譜になったとのこと。音楽メディアの主流がCDになっても、新曲はまだ新譜と呼ばれていたが現在は「ニューソング」「最新配信曲」などと表記されるようになり番組が調べたところ大手CDショップに「新譜」という言葉はなかった。そして令和世代は新曲に引きがない様子だがかつては注目のアーティストの楽曲やニューアルバムは発売前にCDを予約し、買った後に初めて曲を聴いていた。
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