ハマちゃんと連絡が取れなくなるなった翌日、新橋であっさりその姿が見つかった。きのうの晩はネットカフェにいた、山田さんから逃げたかっただけだという。ハマちゃんいつも通り清掃現場にやってきたが、そんなに汚れていないと言い、10分・15分で出てきてしまった。本来は1時間清掃する契約だが、仕事を投げ出してしまう。これでは山田さんも怒るはず。その晩、ハマちゃんは清掃会社から厳重注意を受けた。1週間後、ハマちゃんは予想通り職を失ってしまった。仕事をクビになっても呑気なハマちゃんを同じ部屋の平井さんの方が心配し、ハマちゃんのために仕事を探す。大阪に住むお父さんの誕生日がやってきた。ハマちゃんは面倒くさいと言ってお父さんに連絡をしなかった。買いに行くのが面倒でデリバリーを注文。せめて食品を削れば家賃も払えるはずだが、人にはそれぞれ勝てない誘惑がある。ハマちゃんからオカさんに仕事はあるか?という連絡が入った。オカさんはすぐに仕事を紹介し、遅刻等の場合は連絡するように伝えた。しかし、翌日ハマちゃんは駅まで行ったが現場には行かずに帰ってきたという。ハマちゃんは連絡をする勇気がなかった。オカさんが家賃を回収しにいくと、ハマちゃんは案の定家賃が足りない。オカさんはやりたいようにやれと言った。オカさんは心からこのシェアハウスが最後の砦だとしてハマちゃんが立ち直るのを待っている。