厚労省が発表した飲酒に関するガイドラインは、酒に含まれる純アルコール量で、健康へのリスクを示している。健康増進に向けて国が定めた基本計画では、1日あたりの純アルコール摂取量は、男性で40g、女性で20gを超えると、生活習慣病のリスクが増えるとしている。純アルコール量20gは、ビールならロング缶1本相当などとなっている。コロナ禍で、約3人に1人が、飲む頻度や飲む量が増えたという実感があるという。大腸がんは、男女ともに1週間でロング缶7.5本で、発症リスクが高まるなどとなっている。ガイドラインの作成に関わった医師の吉本は、若い人や高齢者は、アルコールの害が出やすく、体格が大きいと、肝臓が大きいため、アルコールの害は出にくいなどと話した。新橋の居酒屋では、ビールを6~7杯飲んだという人などがいて、ガイドラインの基準は守れないなどといった声が聞かれた。