今年度1日に各地で行われた入社式。しかし入社式に出席させてもらえず退職したという人もいる。美容業界を目指していたという女性は、会社説明会では身だしなみは自由と説明を受けていたにもかかわらず、入社式で髪の色が派手だと指摘され出席を許されなかった。事前の説明会と現実とのギャップに落胆した女性は、入社1日目で退職を決意。女性は退職代行サービスを利用。今新入社員からの依頼が急増しているという。今年は昨日までの5日間ですでに28人の新入社員の退職手続きを代行したという。入社前と入社後のギャップが理由としたものが8~9割だという。大学で観光業について学んだという女性は、観光業界で有名な企業に就職を決めたが、3月から研修を受け1カ月経たないうちに退職。理由は、研修や本社の方々もやる気がある感じだったが、いざ店舗に配属されてから先輩社員の活気がないと戸惑いを感じたという。女性は退職当日から次に向かって動き出したという。すでに次の採用が決まったという。女性の仕事に対する考え方は、仕事をお金を稼ぐための手段として考えている人が今の若者だと多い気がするので、仕事に傾倒しない方が多いという。専門家の方は、ギャップを感じたときにすぐに転職したり転職活動を始めたりすると、企業からは甘えとみなされるリスクがあるという。今後のキャリア形成にも悪影響を及ぼす恐れもあると指摘。