先週期間5年の個人向け国債の金利が過去最高となる年1.59%まで上昇した。通常社債などの債券を満期前に手放したい場合は、市場の状況によって元本割れすることもある。しかし、個人向け国債は発行後1年経過すれば、いつでも国が元の値段で途中換金に応じてくれる。さらに、いま最も注目すべきなのが「変動10年」。一般に銀行の定期預金は預けたときの金利が維持される。「変動10年」では、市場の情勢にあわせて半年ごとに金利の見直しが行われる。金利が下がってしまうリスクもあるが、現在のように日銀が利上げを続ける状況では安心して金利上昇の恩恵を受けることができる。現在の大手銀行の期間5年の定期預金の金利は、年0.3%~0.4%ほど。個人向け国債は3倍以上。現在は販売先を個人に限っているが、来年から一部の企業や学校、マンションの管理組合なども対象を拡大する予定。
