避難所の環境を良くしたいと考えた専門家などはキーワード「TKB」を提言にした。Tはトイレ、Kはキッチン、Bはベッド。どの避難所でも数が少ない上汚いと問題になるトイレ。東日本大震災時には歯磨きや洗濯などでも人が集まって感染症が広がったケースがある。こうした状況を改善することも課題となっている。現在、移動や設置が容易なコンテナ型トイレも使われている。倉敷市(岡山)。西日本豪雨での避難生活について森脇さんは「7月から10月末までずっと同じメニューだった」「文句は言えない、出していただくだけで有り難い」「電子レンジもなく冷たい食事だった」と話す。大量の食事が必要であり、食中毒対策などのため種類を絞る必要だったためだった。その後、森脇さんが移った避難所ではNPO法人の栄養士に献立で温かい食事が振る舞われたという。
繰り返し大地震が続くイタリアではTKBが進んでいる。発生から47時間以内にコンテナ型トイレが用意されたという。調理を担うボランティア団体がキッチンカーで調理師がつくったものを提供する。国の機関がボランティア団体に指示する。費用は国が負担する仕組み。避難所は家族ごとに支給される。1人あたり3.5平方メートルと広め。専門家は「TKBを良くすることで災害関連死を減らせる」と話す。
繰り返し大地震が続くイタリアではTKBが進んでいる。発生から47時間以内にコンテナ型トイレが用意されたという。調理を担うボランティア団体がキッチンカーで調理師がつくったものを提供する。国の機関がボランティア団体に指示する。費用は国が負担する仕組み。避難所は家族ごとに支給される。1人あたり3.5平方メートルと広め。専門家は「TKBを良くすることで災害関連死を減らせる」と話す。