プレー×言葉が大切だと振り返ったのは去年11月の新潟県・中越高校での指導であった。去年の夏を含めこれまで12回の甲子園出場を誇る県内屈指の強豪校である。しかし甲子園ではわずか2勝であり、全国の高い壁に挑んでは跳ね返されてきた。その中でチームとして意識してきたことは「感性」であり物事の意味や価値を心で深く感じ取る力を意味する。本物の感性には実際の動きが伴うことをイチローさんはプレーと言葉で伝えたのである。指導後選手たちから手紙が届き、イチローさんの指導はそれぞれの心に深く届いているようであった。感じるだけでなく意味や価値を考え理解して行動に移すということができると感じたイチローさんは甲子園で日本一を目指す彼らにあえて厳しい言葉でエールを送った。
