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「新疆ウイグル自治区(中国)」 のテレビ露出情報

中国ではスパイ行為の取り締まり強化を目的とした「改正反スパイ法」が去年施行されるなど、習近平指導部は統制を一層強化している。こうした中、中国が国内の安定を図るため統制と強めてきたのが新疆ウイグル自治区。厳しい情報統制が敷かれているこの地区にNHKの取材班が入った。
新疆ウイグル自治区の中心都市・ウルムチ。市の中心部では高層ビルが建ち並ぶなど発展ぶりがうかがえる。一方で中心部の至る所では装甲車が走っていたり、大量の監視カメラが設置されるなど厳しい監視体制が敷かれていた。取材班に対しても同じ男性たちや車といたるところで遭遇。写真を撮ったり誰かに報告している様子が見られた。新疆ウイグル自治区はイスラム教を進行するウイグル族が住民の半数近くを占める一方、漢族が政治・経済活動の面で主要な地位を占めるなど民族間の格差も問題となってきた。こうした中、15年前の7月5日にはウルムチで中国政府への不満を訴える抗議デモが大規模な暴動に。その後中国政府は「テロ対策」としてウイグル族に対する締め付けを強化してきた。中国政府は観光振興を進めるなど自治区の経済政策に力を入れ、去年のGDPは暴動がおきた2009年に比べ約4.5倍に成長したという。自治区の政府も成果を強調している。
一方、取材を進めると人々の暮らしが様変わりしている実態も見えてきた。10年ほど前は多く見られたウイグル族の慣習であるヒゲを生やした男性や、ベールを被った女性。今回の取材で見かけることはなかった。背景にあるのが主教の過激化を防ぐため2017年に地元政府が制定した、イスラム教の伝統的な慣習を”過激思想”の兆候とみなし禁止した「脱過激化条例」。変化は宗教施設にも。スマホアプリでモスクの場所を訪れると、建っていたのは共産党のスローガンが書かれたモニュメント。近くにいた人にモスクのことを聞くと多くは語らなかった。自治区にあった2万4,000カ所以上のモスクのうち65%が破壊されたり損傷したりしたと推定する調査結果も出されている。これに対し当局は一部のモスクについて「地元の信者の要求に基づき移転や拡張などを行っている」としている。さらに欧米からは大勢のウイグル族がテロ対策などを口実に収容施設に不当に拘束されているとの声も上がっている。この問題を追跡しているオーストラリアの政府系シンクタンクが自治区の衛星写真を分析したところ、監視塔や鉄条網がある場所を380カ所以上見つけた。これらが何らかの収容施設ではないかとみている。そのうち61箇所は2019年7月以降に新設・増築されていると指摘している。
今回取材班はシンクタンクが2020年に新たに開設されたと指摘する施設に向かった。南部・カシュガルの中心部から車で約1時間、荒れ地の先にあったのは巨大な施設。高さ10メートルほどの壁で囲まれた敷地内にいくつもの建物が建ち並ぶ。監視塔には迷彩服を来た監視員とみられる姿が。敷地から出てくる人の姿も複数確認できた。現在も利用されているとみられるが、何の施設なのかは確認できず。先月、アメリカは報告書を公表。「中国がウイグル族に対していまも監視・弾圧を続けている」として非難した。一方、中国政府はこうした批判を強く否定している。習近平指導部は今後も自治区での統制を続ける姿勢で、専門家は「少数民族政策は国内の安定維持に関わる重要問題」と指摘している。「中国・習近平指導部は少数民族だけではなく人権活動家・香港民主家など政府を批判したり自由を求めたりする市民への締め付けを強めている」という懸念の声が高まっている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月14日放送 13:55 - 15:50 日本テレビ
情報ライブ ミヤネ屋(ニュース)
中国・長沙市“婚育文化街”を取材。至るところにハートのモチーフや恋愛に関する言葉が掲げられていた。地元政府が若者の結婚・出産を後押しするために整備した場所だ。オムツ交換やミルクを飲ませる体験や出産の陣痛の疑似体験ができる。今、中国で推進される若者の結婚と出産。背景にあるのは深刻化する少子化問題だ。かつて人口世界一だった中国は1979年〜一人っ子政策を実施。超[…続きを読む]

2024年11月14日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブルANN NEWS
トランプ次期大統領は、外交を担う国務長官に対中強硬派で知られるマルコ・ルビオ上院議員を起用すると発表した。上院議員のルビオ氏は、中国新疆ウイグル自治区での人権問題を厳しく批判するなど対中強硬派として知られている。ウクライナへの巨額支援の継続には批判的で「交渉で解決すべきだ」としてトランプ氏と歩調を合わせている。また司法長官にはトランプ氏の熱烈な支持者として知[…続きを読む]

2024年11月13日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニング(ニュース)
米国メディアが気になる人事を報じた。ニューヨークタイムズは11日、「トランプ次期大統領がマルコ・ルビオ上院議員を国務長官に任命する見通しだと3人の関係者が明らかにした」と報じた。国務長官は日本でいう外務大臣の役職。特に中国に対して最も強硬な発言をしてきたルビオ氏の名前が挙がった。彼は中国にとって一番触れられたくない人権問題まで持ち出し、強制労働によって作られ[…続きを読む]

2024年10月9日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道SPOT LIGHT INTERNATIONAL
カブールから中継。アフガニスタンに関与を強めているのが隣国の中国。アフガニスタンの首都カブールから車で1時間半。アフガニスタン最大のバグラム空軍基地がある。タリバンの重要な軍事拠点の1つとして多くの監視塔が目を光らせている。基地はかつて米国軍の軍事作戦の拠点として空からの攻撃や後方支援を担ってきた。今年7月アフガニスタンのメディアは中国とタリバンが「バグラム[…続きを読む]

2024年10月8日放送 13:00 - 17:29 NHK総合
国会中継(代表質問)
石破茂について、榛葉賀津也は長年の間、自他共に認める自民党内野党だったが、その頑固な姿勢こそが国民からの人気の源だった。主流派に媚びず、正論を吐き、長いものに巻かれてこなかった姿勢は時として仲間から誤解され、疎まれたこともあったと思う。しかし、そんな不器用でも真っ直ぐな政治家だと思ったからこそ国民は石破茂に期待をした。しかし、今のあなたは全く別人。手のひら返[…続きを読む]

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