16日のNY株式について。朝方発表された新規失業保険申請者数は23万1000人と市場予想の22万人を上回った。景気の緩やかな悪化が意識されFRBの来年の利下げが織り込まれる中、金利が低下した。株式は金利が低下する中で一時上昇したがウォルマートなど決算で見通しが嫌気された企業の株価が下落、全体を押し下げる展開となっている。また足元の労働市場については雇用は悪化しているものの非常に緩やかな悪化にとどまっているとのこと。労働市場が比較的堅調で適切な賃金なら個人消費もある程度底堅く推移する可能性が高いと考えられる。