「103万円の壁」引き上げを巡り、自民党・公明党・国民民主党は6度目の協議を行った。しかし冒頭で国民民主側が退室し、協議は打ち切りになった。自民党・宮沢税調会長は「新たな提案がなければ、これ以上協議はできない」と話した。来年度の税制改正の大きな焦点となっている「103万円の壁」の引き上げを巡り、与党側は、所得税の基礎控除などを123万円まで引き上げることを提案。国民民主側は「話にならない」と跳ね返している。今日の協議では、与党側から追加提案はなく、国民民主側は10分ほどで退出。宮沢税調会長は「国民民主の考え方が聞きたかったが残念ながらきょうは聞けなかった」と説明し、今後について「お互い妥協する点があるか相談したい。何とか協議を続けたい」と強調。