日本保守党から離党する意向を示した竹上裕子衆院議員。日本保守党は現在、衆参合わせて5議席。去年の衆院選の比例代表で得票率が2%以上となり政党要件を満たした。竹上議員は比例代表で当選しているため、島田洋一衆院議員は「党がとった議席を離党しても議員の座にしがみつくということになると党の議席が一つ減る」などと述べた。党内の異変を紐解くと、4月22日の定例会見に遡る。百田代表と河村共同代表が並ぶ中、和やかな雰囲気で始まった会見の開始20分が過ぎた頃、河村共同代表の「党大会を開くべきだ」という発言から一変。党の運営方法に百田氏とは考えの違いがあるよう。竹上氏によると、この会見終了後カメラのない別室でペットボトル事件と呼ばれる出来事が起きたという。その場に同席していた島田議員は、激論は交わされたがペットボトルが飛んだかは記憶にないという。ただ、このペットボトル事件が竹上氏が党に対し不信感を抱いたことの一つだという。日本保守党は離党届を受理しない方針。また党によると、竹上氏は離党表明後議員会館にいた公設秘書に解雇通告を突きつけたという。さらに、竹上氏の会見をセッティングしたのは河村事務所だとして疑いの目を向けている。竹上氏は河村氏を師匠とあおぎ、河村氏が代表を務める「減税日本」のメンバーでもある。昨日百田氏はライブ配信で、河村氏と連絡が取れていないことを明かした。番組は河村事務所と取材の約束をしていたが、昨日急遽キャンセルとなった。百田氏はYouTubeで、河村氏と竹上氏が新党を立ち上げるのではないかと警戒を顕にしている。
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