自民党・石破茂新総裁は衆議院の解散・総選挙を表明した。明日、召集される臨時国会で総理大臣に指名される石破総裁。4日に衆参両院で所信表明演説を行い、7日から各党の代表質問を行う見通し。その後、予算委員会は開かずに党首討論を行い、9日にも衆議院の解散に踏み切る考え。衆議院選挙は15日公示27日投開票となりそうだ。石破新総裁は各自治体などが早めに選挙準備に入れるよう配慮したと説明。石破総裁には衆議院選挙で国民の信任を得て政権基盤を強化する狙いがある他、新しい大臣らの失言を避けるため予算委員会を開かず党首同士の党首討論をして早期解散に踏み切る。早期解散に野党はそろって反対している。立憲、維新、共産、国民民主、教育無償化を実現する会、れいわ、社民などの国対委員長が会談を行い、能登半島地震や豪雨災害の復旧・復興に向けて政府が補正予算を編成することや、いわゆる裏金議員が国会で説明すること、旧統一教会問題を巡って自民党に再調査を求めていくことで一致した。きょう、自民党は党4役の新しい顔ぶれが決まった。一方、金融市場では“石破ショック”が起きたという声が上がっている。