自民党の裏金事件をめぐって21日、国会で行われた参考人招致。自民党を離党した安倍派の元幹部世耕弘成氏が議員として初めて呼ばれた。焦点は裏金作りにつながるパーティー券収入のキックバック再開をめぐる、幹部議員ともと事務局長(会計責任者)の食い違い。世耕氏ら幹部議員はみなキックバック再開について関与を否定していたが、2月に参考人招致された元事務局長は世耕氏ら4人の幹部が参加した2022年8月の会合でキックバックの再開が決まったと証言した。この点をただされると世耕氏は「このときの議論は今までのような還付はダメだ。現金による還付はあり得ないというのがこの場のコンセンサスだったと思っている」など答弁。自身が参加した会合でキックバック再開が決まったことを改めて否定した。裏金作りは誰の指示で始まり、誰の席んで続けられてきたのか依然として真相は闇の中。松原氏は「政治資金というのは公益性から非課税になっている、その前提として政治資金規正法には政治活動を国民の不断の監視と批判のもとに置くと書かれている。でも監視のもとに置ける体制には全然なっていない。国民から中々見えてこない。それなら課税してはどうかと。なぜ政治家だけが使い道を明らかにしないで非課税で自由にお金が使えるのかというのが怒りの元々にあった。やはり課税くらいしないと政治家はやる気にならないのではないか」などコメント。