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「日本被団協」 のテレビ露出情報

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が選ばれた今年のノーベル平和賞。あさって10日にノルウェー・オスロで授賞式が開かれる。原爆投下後、しばらく占領下の検閲の影響もあり、被爆者たちに目を向けられることはなかった。国による支援制度もなく、空白の10年と呼ばれたこの期間を経て、日本被団協は被爆から11年後に結成。長らく苦難を強いられた被爆者たちが、結束して声を上げるようになった。今回の受賞では、被爆者の証言が重要な役割を果たしたと評価されたが、その道のりは平たんなものではなかった。日本被団協結成の歴史を知る97歳の被爆者に話を聞く。日本被団協が、被爆者の全国組織として誕生した1956年。当時、被爆者の心に積もった悲しみを表し、団結を後押しした1編の詩がある。「悲しみに苦しみに笑いを遠く忘れた被災者の上に 午前十時の陽射しのような暖い手を 生きていてよかったと思い続けられるように」。詩をしたためた広島の被爆者・阿部静子さん(97歳)は、被団協の結成当時から運動に参加してきた。阿部さんは、新婚まもない18歳のとき、勤労奉仕の作業中に爆心地から1.5kmで被爆。右半身を大やけどして右手が不自由になり、顔などにケロイドが残った。周囲から赤鬼と呼ばれて差別され、夫の親戚からは離婚を迫られた。国による支援制度もない中、10年もの間、社会の片隅で苦しんでいた被爆者たちは、初めて国の援護を求めて請願活動を行う。阿部さんもほかの被爆者とともに窮状を訴えた。阿部さんは、請願の際に面会した広島出身の政治家のことばを今も記憶している。「“日本は米国に弱いからね”と言った。米国に気兼ねして私どもは今までほったらかされたんだと、その時とても情けなかった」と述べた。帰りの汽車の中で、阿部さんがみずからの心境を表し、走り書きした詩は、被爆者の声を代弁しているとして、曲がつけられた。詩は、日本被団協が結成された際の原水爆禁止世界大会でも歌われた。詩が反響を呼んだことで、阿部さんは核保有国などで被爆者が証言する世界平和巡礼にも参加。米国を訪れた際は、原爆被害の実態が伝わっていないと感じながら市民に語りかけた。その後も阿部さんは、長年にわたって自身の体験をもとに、国内外の若い世代に原爆がもたらす苦しみを証言し続けてきた。阿部さんは、理解も支援もないころから積み重ねてきた活動が、今回のノーベル平和賞の受賞につながったと考えている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月26日放送 2:05 - 2:50 NHK総合
NHKスペシャル(NHKスペシャル)
1945年8月9日午前11時2分、浦上天主堂から500m先で原子爆弾が炸裂した。犠牲者は同年だけで約7万4000人にのぼった。山里小学校の児童は約1500人いて、自宅は爆心地から2km圏内にあった。約9割が亡くなった。生き延びた児童のなかで、選ばれた37人は世界で初となる子どもの被爆体験記「原子雲の下に生きて」を上梓した。山崎千鶴代さんは4歳の時に被爆し、両[…続きを読む]

2025年8月20日放送 17:00 - 18:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーントクシュ~ン
8月6日広島原爆の日、ノルウェーで行われた国際平和イベントでは歴代のノーベル平和賞受賞者も発言した。吉村大作さんは街角で原爆を描いた英語による紙芝居を熱演して核廃絶を訴えている。吉村大作さんは普段は大阪で活動するフリーのジャーナリストだが大阪・関西万博期間中は毎日英語で新世界のあたりで紙芝居をしているという。吉村大作さんは外国人観光客に声をかけ紙芝居を観ても[…続きを読む]

2025年8月15日放送 23:30 - 23:40 NHK総合
時論公論(時論公論)
解説のポイントは急減する戦争体験者・手記など記録の再活用も・広く学ぶことの大切さ。旧軍人の恩給受給者は今年3月で792人であり、2015年度には3万8,000人超であったがわずか10年で50分の1となり、元兵士から直接話を聞くことはすでに困難となった。日本被団協は10年後には直接体験者として被爆証言できるのは数人かもしれないとしている。戦争の歴史をどの程度継[…続きを読む]

2025年8月14日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
日本被団協の児玉さんはノーベル平和賞の授賞式に出席しスピーチ原稿を作成した。被爆したのは爆心地から約4キロで軽傷だった。原爆で犠牲になった人たちの思いを胸に日本被団協に加わり積極的に海外を訪れ各国の要人などに被爆の実相を伝え国際会議などで核兵器廃絶を訴えてきた。

2025年8月11日放送 3:45 - 4:30 TBS
TBS NEWS(ニュース)
長崎大学医学部2年生のバンダービーン新愛さん。長崎市出身で、ドイツにルーツを持つ父と、日本人の母の間に生まれ、現在、放射線の人体への影響などを勉強している。新愛さんの祖母は、爆心地から4.5キロの場所で被爆した。今年4月、新愛さんら長崎大学の学生4人は、アメリカ・ニューヨークで行われたNPT核拡散防止条約再検討会議の第三回準備委員会に参加。新愛さんが祖母の被[…続きを読む]

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