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「日本被団協」 のテレビ露出情報

日本被団協が、被爆者の全国組織として誕生した1956年。当時、被爆者の心に積もった悲しみを表し、団結を後押しした1編の詩がある。「悲しみに苦しみに笑いを遠く忘れた被災者の上に 午前十時の陽射しのような暖い手を 生きていてよかったと思い続けられるように」。詩をしたためた広島の被爆者・阿部静子さん(97歳)は、被団協の結成当時から運動に参加してきた。阿部さんは、新婚まもない18歳のとき、勤労奉仕の作業中に爆心地から1.5kmで被爆。右半身を大やけどして右手が不自由になり、顔などにケロイドが残った。周囲から赤鬼と呼ばれて差別され、夫の親戚からは離婚を迫られた。国による支援制度もない中、10年もの間、社会の片隅で苦しんでいた被爆者たちは、初めて国の援護を求めて請願活動を行う。阿部さんもほかの被爆者とともに窮状を訴えた。阿部さんは、請願の際に面会した広島出身の政治家のことばを今も記憶している。「“日本は米国に弱いからね”と言った。米国に気兼ねして私どもは今までほったらかされたんだと、その時とても情けなかった」と述べた。帰りの汽車の中で、阿部さんがみずからの心境を表し、走り書きした詩は、被爆者の声を代弁しているとして、曲がつけられた。詩は、日本被団協が結成された際の原水爆禁止世界大会でも歌われた。詩が反響を呼んだことで、阿部さんは核保有国などで被爆者が証言する世界平和巡礼にも参加。米国を訪れた際は、原爆被害の実態が伝わっていないと感じながら市民に語りかけた。その後も阿部さんは、長年にわたって自身の体験をもとに、国内外の若い世代に原爆がもたらす苦しみを証言し続けてきた。阿部さんは、理解も支援もないころから積み重ねてきた活動が、今回のノーベル平和賞の受賞につながったと考えている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年12月10日放送 15:49 - 19:00 TBS
Nスタ戦後80年 つなぐ、つながる
核兵器が何をもたらすのかを存在と証言で示し続けてきた被爆者たち。日本被団協のノーベル平和賞受賞は核兵器が二度と使われてはならないことを改めて世界に伝えた。受賞に力を得て始まった被爆80年。被爆者らはこのチャンスを逃すまいと、これまで以上に動き声を上げてきた。トランプ大統領が再び就任したアメリカは6月、核の脅威を阻止するとしてイランの核施設を攻撃。トランプ大統[…続きを読む]

2025年12月10日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
スウェーデンのストックホルムではノーベル賞の受賞者を祝福する「ノーベルウイーク」の期間に合わせて、去年、平和賞を受賞した日本被団協などをテーマにしたアートなどの作品展が開かれている。

2025年12月8日放送 21:00 - 22:00 NHK総合
ニュースウオッチ9(ニュース)
日本被団協のノーベル平和賞の受章から1年。今年も授賞式が迫っている。そこで坂口志文さんと北川進さんが授賞式が行われるストックホルムに現地入りしたという。そして坂口志文さんはノーベルレクシャーの講演会で制御性T細胞の今後の応用についての展望を語り、北川進さんは基礎研究への資金を増やすべきだと語ったという。

2025年12月8日放送 15:42 - 19:00 フジテレビ
イット!(ニュース)
今月10日に行われるノーベル賞授賞式に向け、スウェーデン・ストックホルムでは過去の授賞者からインスピレーションを受けた14の光のアート作品が展示されている。授賞式後の晩餐会の会場となるストックホルム市庁舎には、広島・原爆ドームのプロジェクションマッピングが映し出された。去年平和賞を受賞した日本被団協が目指す核兵器廃絶と平和への思いが表されている。
大阪大学[…続きを読む]

2025年12月8日放送 1:28 - 2:28 TBS
ドキュメンタリー「解放区」(ドキュメンタリー「解放区」)
戦後、民間戦争被害者や遺族への補償を拒み続けてきた日本政府。旧軍人やその遺族らに対しては総額60兆円を超える補償を行っていて、支給額は退職時の階級でなどで算出。東條英機の遺族には最も高い金額が支払われた。遺族への謝罪や補償がないのは、戦争という非常事態のもとでは国民は等しく耐え忍ぶべしという「受忍論」の考え方による。1968年の裁判で初めて適用された。
[…続きを読む]

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