今月の原爆の日の式典で広島と長崎の市長が読み上げる平和宣言の概要や骨子が公表された。広島原爆の日に市長が読み上げる平和宣言では、複数の被爆者の体験記を用いて被爆者の平和への思いを伝えていくことが大切だと訴える。また世界の為政者へ安全保障政策自体が国家間の争いを生んでいないか問うなどとしている。一方長崎原爆の日の平和宣言では核戦争への危機感を表明するとともに、世界各地の紛争の即時停戦を求めることにしている。また去年日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことに触れ、人種や国などの違いを超えた視点での弘道の重要性を訴えることにしている。