今年、シンガポールは建国60周年を迎え、それを記念した文化交流の一環として将棋のタイトル戦が開催される。対局会場のリゾートホテルがあるセントーサ島は2018年に米朝首脳会談が行われた島でもある。日本将棋連盟が開催した海外での対局は1976年にハワイで開催された棋王戦から今回を含め、これまで26回行われている。アメリカと中国でもそれぞれ7回開催されていて、先月9日と10日には北京の日本大使館で日中友好杏林堂杯青少年将棋大会が開催された。中国から93人、日本から5人が参加し、小学生~成年までの7組に分かれて対戦した大会で、日本国外で開催された最大規模の将棋大会。海外対局の今後について、将棋ライター・松本博文氏は「海外で将棋が広まりスターが現れるような環境を作っていく。囲碁が中国・韓国で広まった過程でスーパースターが現れた。日本でも藤井聡太というスーパースターが現れ、将棋がメディアでも取り上げられるようになった」と指摘している。杉村は「将来ワールドカップやオリンピック競技になったらいいと思っている」、萩谷は「チェスが強い国はヨーロッパじゃなくアジアが多い。チェスを上回るファンをアジアで獲得してほしい」などとコメントした。
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URL: http://www.shogi.or.jp/
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