先週木曜日の豪雨では千葉県で多くの車が水没し、道路上などに放置された。千葉市によると市が管理する道路には放置車両が約2500台あり、路肩などへの移動は約500台が完了したということだ。また千葉市内では乗用車が放置車両に追突する事故も起きている。千葉県や千葉市では共同でプロジェクトチームを立ち上げ放置車両の移動に取り組む予定だ。JAFの実験によると冠水した道路に侵入すると、セダンの車だと、水深が60センチだとしても後輪が浮いた状態だと外から強い水圧がかかり運転席のドアが開かなくなる。また水が入ったことによる電気系統のトラブルで窓も開かなくなる可能性がある。また同じ水深60センチでも前輪と後輪が地面についた状態になると車内にもかなり水が入ることでドアは開くようになるということだ。警視庁の警備部災害対策課のXには、車両の水没でドアが開かなくなった時に使用する緊急脱出ハンマーが投稿されている。これにはガラスクラッシャーと反対側にシートベルトカッターが付いている。使用する際のコツはドアガラスの隅を垂直に数回叩くことだという。また置く場所はすぐに取り出すことのできる運転席のドアポケットやセンターコンソールがいいということだ。JAFが行った実験によるとヘッドレストやスマートフォンでは強く叩いても割れないが脱出用のハンマーを使うと簡単に割れるということだ。しかしフロントガラスは割れないという。一方で全ての自動車に契約が義務付けられている自賠責保険だと補償の対象は相手の体のみ。しかし任意の車両保険に入っておくと車も保証されるという。この車両保険に入っているのは全国で47.4%、千葉県単体だと50.5%と全体の半分程度だった。また水没した車から水が引いた後すぐエンジンをかけると破損や感電の危険があるためレッカーなどを手配することが必要だ。
