支持拡大へ向けた動きは、SNSでも活発に行われている。各候補がSNSに投稿した動画では、それぞれみずからの主張や活動報告、演説の様子などを短くまとめた内容を連日のように発信し、SNSを活用して支持拡大に力を入れている様子がうかがえる。NHKは、総裁選挙の告示日以降、SNSのXに「総裁選」ということばとともに投稿された単語を集計。最も多かったのが「裏金」。さらに「統一教会」「中国」「米国」「夫婦別姓」「解雇規制」といった単語が目立つ結果となった。時系列で見てみると、告示日以降の序盤は、裏金、夫婦別姓の投稿が多く、先週から中国などが増加。日本人学校の男子児童が襲われた事件をきっかけに、関心が高まったものと見られる。総裁選挙の投票権は党員などに限られているが、事実上、総理大臣を決める選挙でもある。候補者たちには国民の関心に十分に応える政策論議が求められている。