兒玉さんの被爆経験をVRにした映像を見た生徒は涙を流す様子も見られた。被爆後の人生や語り部としての思いに心が揺さぶられたのだと思うと横井さんは振り返った。今後の課題については技術が進歩してリアルになるほど分かった気持ちになってしまうというリスクも高まっていくことと言及し、兒玉さんという被爆者の記憶の一部を私のような被爆体験のない人が映像化したものであることは理解してほしいとまとめている。埼玉・川口市のNHKアーカイブスではこの映像を9月28日まで一部曜日に展示するが、VRは9歳以下の子どもを対象にしていないので確認が必要となる。