自民党に投票した理由を街で聞くと、目立ったのはネット動画に影響を受けたという声。ネット上では公式動画だけでなく、YouTuberなどが短く編集した、いわゆる切り抜き動画も多く見られていた。YouTubeの選挙動画を分析した選挙ドットコムによると、去年10月の総裁選以降、高市氏に関する動画の再生数が増え続けている。選挙ドットコムは、今回の衆院選で各党に関する切り抜きを含む動画のうち、視聴数上位100本について内容が好意的か批判的かなどをAI分析した。総視聴数トップは自民党、次いで中道の順。その内容は自民党は好意的な動画が多かったが、中道は批判的が圧倒的に多い。さらに高市氏個人で見ると、ほとんどが好意的。自民党は去年の参院選では批判的な動画が多かったが、今回の衆院選では好意的な内容が増えた。高市旋風を象徴する動画がある。自民党が公式YouTubeに投稿したPR動画。選挙期間中に再生回数が1億6000万回を超えた。自民党総裁によるPR動画は前回の衆院選のものがこれまでに2200万回再生で、高市氏の動画が突出している。この動画が公開されたのが公示前日の1月26日。再生回数の推移をYouTube公認のアプリ「vidIQ」で分析すると、公開初日は2万4783回だったが、高市氏が第一声を上げた公示日には一気に500万回を超えた。遊説中に手を痛めたとしてNHKの討論番組を欠席したが、午後には岐阜県で応援演説した今月1日、再生回数は8000万回を超えた。その後もどんどん回数を伸ばし、2月3日に1億回を突破。投開票前日に1億6000万回を超えた。中道の公式PR動画の再生数は約330万回にとどまっている。異例の再生回数の背景に何があるのか。
