2026年2月14日放送 17:00 - 18:00 TBS

報道特集
「“高市旋風?とSNS戦略」影響力強まるネット選挙と政治のあり方は

出演者
伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ニュースラインナップ

特集1「検証自民圧勝とネット戦略」、特集2「デマと誹謗中傷AIフェイクまで」などのラインナップを伝えた。

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自由民主党
(ニュース)
フィギュアスケート 鍵山銀 佐藤銅

ミラノ・コルティナオリンピック。フィギュアスケート・男子シングル・フリー。ショートプログラム9位から逆転を狙う佐藤駿選手。冒頭の4回転ルッツを完璧に決めると、次々ジャンプを決めた佐藤選手は高得点を叩き出し、この時点でトップに。ショートプログラム2位の鍵山優真選手は前半からジャンプに苦しむ。それでも持ち前のスケーティング技術を発揮し、スピンではすべて最高評価のレベル4を獲得。この時点で2位。3位の佐藤選手と共にメダル圏内で終える。残る選手はショートプログラム1位、アメリカのマリニン選手。冒頭の4回転ジャンプは成功するが、その後、マリニン選手の歯車が狂いだす。得意のジャンプでミスを連発したマリニン選手は8位。この結果、鍵山選手は銀メダル、佐藤選手は銅メダルに輝いた。鍵山選手は「集大成というか、自分の全部が詰まった試合だった」と話した。

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イギリスで40日連続の雨

イギリスで40日間連続の雨が話題。南西部のデヴォン州やコーンウォール州などで去年12月31日から今月8日まで毎日雨が降り、1月は国内26か所の気象観測所で史上最多の月間降水量を記録した。13日にはロンドンの一部地区で洪水警報が発令された。現地紙は、旧約聖書で世界が水に覆われたとされる「ノアの方舟」の40日洪水になぞらえ報道している。

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コーンウォール州(イギリス)デヴォン州(イギリス)ロンドン(イギリス)気象庁
小学校でトクリュウ対策 出前授業

警視庁はきょう初めて、都内の小学校で匿名・流動型犯罪グループ・トクリュウの危険性を伝える教室を開いた。去年1年間の特殊詐欺による被害額が過去最悪となる中、若年層にも被害が広がり、警察官を騙る詐欺が増加していることなどが強調された。小学生に特殊詐欺を知ってもらい、未然に被害を防ぐことが狙い。詐欺電話をブロックする機能がある防犯アプリ「デジポリス」も紹介された。

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デジポリス匿名・流動型犯罪グループ練馬区(東京)警視庁
(気象情報)
気象情報

気象情報を伝える。

(特集)
急速に進むSNS選挙の課題

自民党の圧勝に終わった衆院選。高市旋風はSNSの世界でも吹いていた。各党が力を入れ、急速に進むSNS選挙。課題も見えてきた。選挙戦最終日、高市総理の最後の訴えを聞こうと1万人以上が集まった。自民党は単独で全体の3分の2を上回る316議席で圧勝。自民党史上最多の議席獲得。一夜明け、高市総理が会見。選挙戦ではほとんど訴えてこなかった憲法改正について「国の理想の姿を物語るのは憲法です。この国の未来をしっかりと見据えながら、憲法改正に向けた挑戦も進めてまいります」と意気込んだ。一方、172議席から49議席になり、惨敗となった中道改革連合。きのうの代表選で立憲民主党元幹事長・小川淳也氏が新代表に選出された。小川新代表は「自民党が巨大な政権政党になったことによって、どの程度謙虚さを失うか。野党第一党の主要な職責のひとつは権力の監視ですから、これをおろそかにするつもりはありません」と述べた。なぜ自民党は圧勝できたのか。

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自民圧勝を後押し ネット動画

自民党に投票した理由を街で聞くと、目立ったのはネット動画に影響を受けたという声。ネット上では公式動画だけでなく、YouTuberなどが短く編集した、いわゆる切り抜き動画も多く見られていた。YouTubeの選挙動画を分析した選挙ドットコムによると、去年10月の総裁選以降、高市氏に関する動画の再生数が増え続けている。選挙ドットコムは、今回の衆院選で各党に関する切り抜きを含む動画のうち、視聴数上位100本について内容が好意的か批判的かなどをAI分析した。総視聴数トップは自民党、次いで中道の順。その内容は自民党は好意的な動画が多かったが、中道は批判的が圧倒的に多い。さらに高市氏個人で見ると、ほとんどが好意的。自民党は去年の参院選では批判的な動画が多かったが、今回の衆院選では好意的な内容が増えた。高市旋風を象徴する動画がある。自民党が公式YouTubeに投稿したPR動画。選挙期間中に再生回数が1億6000万回を超えた。自民党総裁によるPR動画は前回の衆院選のものがこれまでに2200万回再生で、高市氏の動画が突出している。この動画が公開されたのが公示前日の1月26日。再生回数の推移をYouTube公認のアプリ「vidIQ」で分析すると、公開初日は2万4783回だったが、高市氏が第一声を上げた公示日には一気に500万回を超えた。遊説中に手を痛めたとしてNHKの討論番組を欠席したが、午後には岐阜県で応援演説した今月1日、再生回数は8000万回を超えた。その後もどんどん回数を伸ばし、2月3日に1億回を突破。投開票前日に1億6000万回を超えた。中道の公式PR動画の再生数は約330万回にとどまっている。異例の再生回数の背景に何があるのか。

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1.6億再生 有料広告の存在

1億6000万回再生を記録した高市氏の動画。選挙分析などを行うJX通信社の米重克洋代表は「かなり広告によって再生回数を増やした可能性が極めて高いと思う」と話す。高市氏の動画は有料広告としても配信され、YouTubeで他の動画を再生した際などに広告として自動的に流れていた。それが再生数の爆発的な増加に繋がった可能性が高いという。米重代表が注目するのは視聴者のリアクションを示す「いいね」の割合の低さ。今回の動画で「いいね」を付けた人の割合は0.02%。米重代表によると、通常YouTube上で人気のある動画の場合、いいね率は数%程度はあるという。選挙ドットコムによると、有料のネット広告は2024年ごろから選挙の際に広く使われるようになったという。選挙ドットコムによると、広告料は再生1回につき2~10円。1億6000万回再生された高市氏の動画の場合、仮にすべて広告として再生されたとすると、単純計算で広告料は3億円以上。野党からは。国民民主党・玉木雄一郎代表は「ネット上はうまくやれば党の広告としては、要はいくらでもできる、お金次第。しっかり議論すべきだと思う」、社民党・福島みずほ党首は「大企業から政治献金を受けて、その莫大なお金で選挙をやっているとすれば、私たちみたいな一人一人のお金で寄付をもらうところと段違い」と述べた。自民党の広報本部は「広告としての動画視聴に加え、多くの方が興味を持って視聴いただいたため、YouTubeのおすすめ等に表示されやすい状況にあったのではないかと考えている。政党による政治活動のための有料インターネット広告として従来通りの適切な運用を行っております」としている。今回の選挙では他の政党も有料のネット広告を流していた。公職選挙法に詳しい専門家、一橋大学・只野雅人教授によると、選挙期間中、候補者個人による有料のネット広告は禁止されているが、政党が選挙運動ではなく、政治活動として行う場合は可能だという。だが、選挙運動と政治活動はどう区別するのか。只野教授は「線引は常に非常に難しい」と説明した。

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選挙期間中も政党については有料のネット広告が許されるのは不公平だと感じているのが無所属の候補。つくば市などの茨城6区から出馬した青山大人氏。立憲民主党から中道改革連合に加わらず、無所属候補として4期目に挑んだ。10万票余を得るも2544票差で自民党候補に敗れ落選した。公職選挙法では、一定の条件を満たした政党に所属すると、配布できるハガキの枚数も実質増加する。有権者に少しでも声を届けるため、限られた資金とスタッフで新たにライブ配信を始めるなどネット戦略に力を注いだ。高市氏の動画が1億6000万回再生されたことについては、「無所属はすることができない。これはすごいなと思った」などと述べた。ネットの有料広告についてルールの見直しが必要だと訴える。ネット広告の効果を実感したからこそ、議論の必要性を訴える政治家もいる。東京・国立市の濱崎真也市長。国交省の元官僚で、2024年の市長選に無所属で出馬し初当選。知名度不足を補うために活用したのがYouTube広告。濱崎氏のチャンネルを見てみると、再生回数はほとんどが数百~数千だが、広告に使った動画だけ13万回を突出している。選挙期間に入るまでは個人も政治活動として利用可能。数十万円の費用がかかったというが、広告が表示されるエリアを国立市に限定することで、大きな効果があったと振り返る。選挙の結果、濱崎氏は2期8年市長を務めた75歳の現職候補をわずか582票差で破った。一方、法律で選挙費用の上限が定められている中、政党が政治活動の名目でネット広告に上限なくカネを注ぎ込めてしまう現状については、「金権政治を防ぐ大きな目的でやっているので、これは何だろうという側面がある。ただ、今違法じゃないので、議論がないことがよくない」などと述べた。専門家の一橋大学・只野雅人教授は、有料のネット広告に金額の上限を設けることなどを検討すべきだと指摘する。さらに資金の使い道を透明化する必要もあるとした。自民党の政治資金収支報告書を見ると、支出の目的として政策活動費や宣伝広報費、広報企画料などの費目しか書かれておらず、詳しい内容は分からない。

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選挙で過激化 デマと誹謗中傷

今回の衆院選でも再びデマや誹謗中傷が拡散された。矛先は候補者本人だけでなく、その家族にまで向かった。過激化する誹謗中傷はどうすれば減らすことができるのか。今週火曜、民主党政権で外務大臣を務め、12期36年にわたって国政を担った岡田克也氏が事務所の後片付けに追われていた。1990年の初当選以来、地元・三重で1度も負けたことがなかった岡田氏。普段は各地の応援演説に飛び回るが、今回は後半、地元に張り付いての異例の選挙戦となった。前回まで大差をつけてきた自民党の候補に約9000票差で敗れた。一体何があったのか。SNSで岡田氏の名前を検索すると、「中国のスパイ」などと批判するネガティブな投稿や動画が数多く出てきた。生成AIで作られたフェイク動画に、中国の国旗を背景にしたイラストも。こうした投稿が増えたきっかけは去年11月の国会審議。中国との関係が悪化するきっかけとなった存立危機事態発言について、しつこく見解をただした岡田氏に問題があったと批判の矛先が向いた。岡田氏の親族の企業の中国出店や、過去の中国の党幹部との面会写真などが引き合いに出され、中国のスパイとのデマがにわかに広がった。拡散に使われていた写真は、おととし、超党派や党の議員団として訪中したときのもの。相手は閣僚級の人物で自民党や諸外国の代表団とも会談している。ネット上の攻撃を恐れて国会のチェック機能が失われかねないと懸念している。

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ネット上のデマや誹謗中傷は自民党の重鎮議員にも及んだ。大分3区で強固な地盤を誇ってきた自民党・元外務大臣の岩屋毅氏。11回目の当選を果たしたが、2位の中道候補に約7000票差まで迫られた。岩屋氏に対する誹謗中傷は外務大臣になったおととしから激しくなっていった。中国人に対する観光ビザ緩和を打ち出したことがきっかけ。中国政府が日本人に対する短期滞在ビザを免除したことに伴う措置だったが、ネット上では中国寄りだと批判された。また、イスラム教徒のための土葬を推進しているというデマも流された。誹謗中傷の矛先は家族にまで。選挙期間中、支援者への説明に多くの時間が割かれた。投開票日の4日前には誹謗中傷行為に対する声明を出した。誹謗中傷が過激化する背景には政治系動画の収益化があると指摘するのは、YouTubeで数万人規模の登録者がいる男性。政治系チャンネルを運営している。選挙中、最も収益の上がるコンテンツは高市氏を絶賛する動画だったという。男性は選挙期間中、一切動画を投稿しなかった。収益を目的とした過激な政治系動画が選挙結果を左右しかねないと疑問を感じたから。今回、政治系動画に新たな傾向が見られたという。それがAI動画。出回った生成AIによる映像の中には、中道改革連合のロゴが改ざんされ、中国を想起させるものもあった。男性は、政治系動画の収益化を禁止すれば問題のある過激な動画は減ると主張する。今回の選挙で見えてきた課題は他にもある。

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多党化で問われる選挙制度

SNSの問題に加えて選挙制度のあり方について見直しを求める声がある。政治学が専門の中央大学法学部・中北浩爾教授に聞いた。比例代表での得票差は自民党と中道改革連合で2倍程度。だが小選挙区での勝敗が全体の議席数を大きく左右した。2位以下の票は、いわゆる死に票になった。政権交代可能な2大政党制を目指す、現在の小選挙区比例代表並立制には1994年に移行した。2009年に民主党が自民党に圧勝して政権交代を果たしたが、2012年には自民党が大勝して政権に返り咲いた。第二次安倍政権以降は野党が多党化し、安倍一強と呼ばれる状況が続いた。中北教授は、野党がますます多党化している現在、選挙制度の見直しが必要だという。

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急速に進むSNS選挙 メリットと課題/収益目的の弊害 やまぬデマと誹謗中傷/冷え込む日中関係 誰がどう打開するのか

山本恵里伽は「急速に進むSNS選挙。メリットもあると思う。街で話を聞いていても、政治に興味がない有権者が関心を持つきっかけになったと話したり、国立市長のように地盤のない人の政治参加のハードルを下げることにつながる可能性がある。ただ、急速に影響力が増していく中、お金をかけない選挙にするためのルールづくりは急務だと感じる」、村瀬健介は「いくつか論点はあると思うが、私は選挙中も政治系動画が収益に繋がっていることの弊害は議論されるべきだと思う。収益目的でより過激な動画を作って再生回数をかせぐことはどんな効果をもたらすのか。選挙の中で、国賊とかスパイとか黒幕といった言葉が飛び交うようになった背景に、この点もあるように思う」、日下部正樹は「ネットの誹謗中傷を見ていると、今後の日中関係が気になる。日本経済は中国抜きでは語れない。今も10万人近い日本人が中国で生活している。困難を見据えて解決に導くのが政治家の仕事。ネット世論を気にしてか訪中する政治家が減っている。私には安易な選択に思える。一方の中国の方も習近平主席のご機嫌取りのような稚拙な対日政策を続けている。高市総理は韓国との関係では非常に良いスタートを切った。高い人気を背景に、中国に対しても率直かつ思い切ったアプローチをしてほしい」などとコメントした。

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平野歩夢 けがを乗り越え7位

ミラノ・コルティナオリンピック。スノーボード・男子ハーフパイプ決勝。予選7位通過の平野歩夢選手は先月の大会で転倒し、骨盤骨折など大けがが癒えぬままの強行出場。オリンピック連覇とはならなかったが、堂々の7位入賞。

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戸塚優斗悲願の金 山田琉聖銅

ミラノ・コルティナオリンピック。スノーボード・男子ハーフパイプ決勝。頂点に立ったのは戸塚優斗選手。3回目のオリンピックで悲願の金メダルを獲得。3位の山田琉聖選手と共に表彰台で喜びを噛み締めた。戸塚選手は「夢の一つだったので、現実だったのかなと思うくらい信じられない瞬間でした」などと話した。

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大谷翔平 WBC「全力で楽しみ」

メジャーリーグ3連覇を狙うドジャースがキャンプイン。この日、大谷翔平選手はブルペンで変化球を交え27球を投げ込んだ。一方、エース・山本由伸選手は実戦形式で登板。約3週間後に迫ったWBCについて大谷選手は「全力で楽しみにしている」などと話した。

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アリゾナ州(アメリカ)ロサンゼルス・ドジャースワールド・ベースボール・クラシック(2026年)大谷翔平山本由伸
(エンディング)
次回は…

次回の特集は「多汗症生活に支障も…」。

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多汗症
エンディング

来週はオリンピック中継のためお休み。次回は28日の放送。

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