日本百貨店協会によると、全国のデパートの先月の売り上げは4692億円余りで、既存店どうしの比較で去年の同じ月より14.4%増えた。時計や宝飾品、ブランド品の販売が好調だったほか、外出機会の増加や気温の上昇に伴って夏物の衣類の販売が伸びたという。また、免税品の先月の売り上げは、去年の同じ月のおよそ3.3倍の718億円余りだった。円安傾向の中、インバウンド需要が引き続き拡大していて、月ごとの売り上げとしては調査を始めた2014年以降で最も高く、3か月連続で過去最高を更新した。日本百貨店協会は、「中国からの来店客が増え、客単価が高い分、全体を押し上げた。当面は今のトレンドが続くと思う」としている。