投機筋による円の売り持ち高が再び拡大している。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、21日時点でヘッジファンドなどの投機筋の売買動向を示す非商業部門の円売り越し幅は14万4367枚と前の週から1万8185枚増えた。円売り持ち高の拡大は4週間ぶり。売り越し幅は4月下旬に17万9919枚まで膨らんだ後、急速に縮小していた。背景には、低金利の円を売って高金利の通貨を買うことで、利息収入を得る円キャリー取引を再構築しようとする動きがあるとみられる。(日経電子版)
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