勝利した野党連合だが、背景にはロシアの選挙干渉があった可能性も取り沙汰されている。その1つがSNSによる世論操作。BFMIによると、Tik Tokではラデフ氏のハッシュタグをつけた動画の再生回数が9000万回超だったという。ブルガリアの人口は約644万人なことから実態が不透明としている。また、選挙戦の序盤に国民の約7割が利用しているフェイスブックで政治と無関係の多くの既存アカウントがラデフ氏支持のアカウントに変化したという。ウクライナ支援はゼレンスキー政権に回り、ブルガリアの年金が奪われるといった投稿も多く上がったという。票の買収疑惑もある。ロシア側は干渉を否定。親EU政党幹部は日本経済新聞の取材に対し、ロシアが石油大手や文化交流団体などを経由して資金を供与しているのは間違いないと話しているという。田中理氏は、EU内でロシアからエネルギーを買う選択肢もあるのではという議論も出ており、ロシアはブルガリアにエネルギー資源を安く提供するなどの便宜を図り、味方につけることでEU市場の足がかりにしたい狙いがあると指摘。
