都知事選で躍進した石丸伸二氏が、新たな地域政党の立ち上げを発表した。石丸さんは、党としての政策は掲げない、そして他党との掛け持ちもオーケーと、どんな政党になるのだろうか。会見時間より、早く会場入りした石丸伸二氏。石丸氏は先月末、YouTubeの番組でテレビ朝日の記者を詰めると宣言。昨年の都知事選で、165万票以上を獲得した石丸氏を特集した番組の編集が、偏向的だとして苦言を呈していた。記者が出席しなかったことについてテレビ朝日は「混乱を避けるため会見への出席を取りやめた」とした。会見中も厳しくメディアを批判した石丸氏。そもそも、この会見の本題は新たな地域政党の立ち上げについて。今年の夏に行われる東京都議選において、42ある選挙区全てで候補者を擁立する予定。石丸新党が目指すのは、なんなのか。打ち出したのは「多選の制限」。当選後、都議として活動する期間は2期8年に制限するという。その後は、自治体のトップなどとして地方で政治活動をしてほしいと説明した。候補者は公募で受付、書類選考などを経て石丸氏が面接。その様子はYouTubeで公開する計画。他党との掛け持ちもオーケーとなると、有権者は何を材料に候補者を選べばいいのだろうか。石丸氏がネットで対談している国民民主党との連携について問われると「玉木さんに相談したい」とした。その玉木雄一郎代表は「全体像が見えるまで見定めたいとした」。一方、他党との掛け持ちオーケーに賛同したのは日本維新の会・吉村洋文代表。新党代表の石丸氏自身は都議選には出馬しないが、3年半後の都知事選は有力な選択肢の一つだとしている。
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