昨日夜、自民党本部に現れたのは森山幹事長、小泉選対委員長そして石破総理。衆院選の裏金議員の公認や比例重複の公認についておよそ1時間半にわたって話し合ったとみられる。総裁選出馬を表明した時、石破総理は裏金議員を公認しない可能性も示唆していた。しかし一転、都道府県連から申請があれば原則、裏金議員を公認する方針に転じた。比例重複も公認する方向で調整している。こうした姿勢を野党は強く批判した。公明党は、石破総理の方針のずれを当面は見守る意向を示している。相次ぐ方針転換に、石破総理の所信表明演説では野党から激しいやじが飛んだ。テレビ朝日政治部の千々岩森生官邸キャップは“今回の所信表明演説は過去にない光景だった”と話す。普段は盛り上げる側の自民党議員が応援している様子がない。かつて、与党内野党といわれた石破氏だが、今は完全にトーンダウンしている形。石破内閣が発足した日、思わず弱音を漏らしたのは電車好き仲間でもある旧知の前原誠司衆院議員だった。八方塞がりにも見える石破総理だが、共同通信の政権発足直後の世論調査では内閣支持率は50.7%となっている。
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