埼玉県川口市にあるドラッグストアでは医師の処方箋が必要なOTC類似薬を扱っている。市販薬とは違い、類似薬は1割から3割の自己負担ですむ。この保険適用の見直しに向けた議論を国は本格化している。医療用医薬品では薬剤費約121円・患者自己負担(3割)約36円だが、市販薬では薬剤費が299円以上となる。見直しの背景にあるのが膨らみ続ける医療費だ。国民医療費は増加傾向にある。日本総研によると、類似薬の保険適用を外した場合、医療費を最大1兆円削減出来るという。日本維新の会は連立合意書に薬剤の自己負担見直しを盛り込んでいる。石川県在住の花岡修子さんは5年前に大腸がんを患い、現在も通院しながら抗がん剤を服用している。花岡さんは抗がん剤の副作用の為、保湿クリーム等を使っている。異旅費の総額は年間20万円程だが、類似薬が保険適用から外れるとさらに10万円の負担がかかるという。政府は年末までに結論を出す方針だ。
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