自民党の鈴木俊一幹事長と中道改革連合の階猛幹事長が、朝一番にそれぞれ国会対策に関わる幹部を従え会談を行った。衆議院の森英介議長はきのう与野党7党を集め、皇室典範改正案の審議を最優先するよう求めた。それは日本維新の会の肝いり政策である「副首都構想」と「定数削減」に関する審議を、いったんストップするということでもある。国会が進まない大きな理由は3つあり、1つは維新の振る舞い。維新の中司宏幹事長は、きのうの森議長との面会のあとに「議長としていかがなものか」などと不満をあらわにした。国会が混乱に陥った際に議長が議事を整理するというのは、国会法に定められた議長の役目。野党の言い分は、三権の長に対してこうした物言いをする与党とはまともに向き合えないというもの。森議長の考えは、麻生副総裁を始めとした自民党幹部の意向と合致している。麻生副総裁はきょうの派閥の会合で、「なんとしても今国会において皇室典範改正を成し遂げたい」などと語った。一方で副首都構想や定数削減については、特段の言及はなかった。2つの法案を先に処理したかった官邸からは「森議長のやったことはクーデターだ。シナリオがひっくり返った」などの声が。自民党と官邸とのコミュニケーション不全が、国会が進まない2つめの理由となっている。3つめが、こうした状況においても維新との関係を重視する高市総理の姿勢にある。
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